温室効果ガスの増加による地球温暖化現象、森林伐採によって急速に進む生物種の絶滅など、世界中で環境問題が叫ばれています。
キヤノンは、技術革新と経営効率の向上で「豊かな生活」と「地球環境」が両立する社会を目指す環境ビジョン「Action for Green」を掲げ、多くの価値をより少ない資源でつくりだす「資源生産性の最大化」を追求し、環境負荷の低減を図っています。
長浜キヤノン株式会社は、キヤノングループの一員として環境保証活動を経営の最優先課題とし、省エネ、省資源(廃棄物・化学物質・水使用量の削減)活動を積極的に推進しています。また、日本でいち早くISOの前身であるBS7750(国際環境認証)を1995年12月に取得し、1997年3月にはISO14001 (環境認証の国際規格)を取得しています。 我々は、地球環境にやさしい生産活動を実践し、"地球と私たちの「共生」の社会"に向けて確実に歩み続けます。
キヤノンは、あらゆる企業活動を通じて、さまざまな技術⾰新と経営効率の向上により、企業の持続的成⻑を⽬指すとともに、豊かな⽣活と地球環境が両⽴する社会を実現します。
そのために、「つくる」「つかう」「いかす」、すべての製品ライフサイクルにおいて、より多くの価値を、より少ない資源で提供することで、「製品の⾼機能化」と「環境負荷の最⼩化」を同時に達成します。
また、お客様やビジネスパートナーの皆様とともに、この取り組みを拡⼤していきます。
豊かさと環境が両⽴する未来のために、キヤノンは技術⾰新で貢献していきます。
キヤノンでは、使用済みのトナーカートリッジやインクカートリッジなど消耗品の回収・リサイクルを環境への取り組みとして実施しています。
カートリッジリサイクルの流れ長浜キヤノンでは、生産活動により排出される排出物の分別を徹底しています。長浜市の分別項目は約20種類ですが、当社は排出物を77種類に分け、社員一人ひとりが意識し徹底して分別しています。本来であれば、廃棄物として処分するものを細かく分別することでリサイクルの範囲も広がり、環境への影響を低減する努力をしています。
継続的な省エネ活動により省電力を目指し、CO2削減にも貢献しています。
従来大きな電力を使用する「ターボ冷凍機」で冷水を製造していたものを、比較的小さな電力で運転できる「冷却塔」を使って自然の力を利用した方法で冷水を製造します。
配管の露出部を断熱施工して放熱を防ぐことで、放熱ロスを削減します。
生産活動において、環境汚染につながるおそれのあるものは未然に防止することはもちろん、普段からの確認・管理が重要です。長浜キヤノンでは、県条例や市協定を超える厳しい環境基準値で管理しています。
下水放流水の含有物質分析
採水の様子
生産活動によって発生する排気ガスを、99%無害化して大気放出する設備を導入しています。
防音壁により、装置稼働音が外部へもれない構造としています
発生した排気ガスを高温で燃焼することにより、無害化して大気へ放出しています
環境への関心を高め、共に活動する仲間との仲間意識も向上することで全社一丸となって環境活動を実践しています。
環境意識向上を目的に、社員とその家族によるボランティアで構内の芝生化を実施しました。
清掃活動を通じて地元地域と社会に貢献することや、自身の健康増進と会社の仲間同士・上司と部下、また、家族間の交流を図ることを目的に、年に2回クリーンアップ活動を実施しています。
琵琶湖版 SDGs の「MLGs」は、琵琶湖を切り口とした 2030年の持続可能社会へ向けた目標 (ゴール) です。
これに長浜キヤノンも賛同し、温室効果ガスの排出削減など MLGs 目標に掲げられているゴールにひとつでも多く貢献できるよう環境負荷低減活動を展開しています。
事業活動に伴う生物多様性への影響低減や、生物多様性の保全につながる社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。
(キヤノン生物多様性方針)
プロジェクト
生物多様性の保全や自然資源の持続的な利活用に取り組む事業者として、滋賀県知事より「しが生物多様性取組認証制度」の認証を受けました。長浜キヤノンは最上位の3つ星を獲得、今後もこの3つ星を死守すべく、社員一丸となって生物多様性保全活動に取り組んでまいります。
国立環境研究所による「生物季節モニタリング」活動に参加し、生息調査などを実施しています
生息調査をもとに野鳥に合った巣箱を設置しています
琵琶湖一斉清掃や美知メセナ活動に参加しています
環境活動や緑化保全、環境負荷低減への取り組みを積極的に行うことで、各種表彰を受賞しています。
滋賀県環境保全優良事業所として3年連続で受賞しました
オールキヤノンで環境表彰優秀賞を受賞しました
全国みどりの工場大賞で「日本緑化センター会長賞」を受賞しました